前略I出くん、僕はらくちん派です(^^)/
I出くんから質問をいただきました。
あ!そうそう、今っぽく「i出」くんにします?
(なにがって、小文字の"i"が流行かなっと)
僕は紙飛行機製作がアナログか?ってお話です。
これは、しっかりお答えしておきましょう。
と、いうわけで、この記事は、長文になります。
また、紙飛行機屋さんではない方々には難解な話になります。
何年も飛行機作ってないオイラの話なんか、かなり怪しいものですが
ご興味のある方はお読みになってみてください。
・初心者の頃は(小学生ですね)
切り抜く本を直接切って作っていました。
コピー機もなく、
複製はトレーシングか、一度厚紙に貼って切り抜いた型紙を定規にして写すか
カッター抜きした(穴になったパーツ部分)内側をなぞって写すか
といった方法。
・設計をはじめた頃(中学生くらい)
直線を主体に、翼端や機首をフリーハンドで描くか、雲形定規
で、全体の型を作り、
のりしろの追加、翼の補強や機首の補強、または重量軽減のための後縁省略型紙を順次作っていく方法。
面積や、重心なども扱いやすいように方眼紙をよく使ってました。
やっぱり、トレーシングペーパーで写してました。
カーボン紙は、汚れちゃうし線が太いので嫌いでした。
・競技をはじめた頃(おっさんになってから)
再デビュー間もない頃は、方眼紙、鉛筆、定規、ケント紙(文具店)
その後、ホワイトウイングスというキット、AGケントなど紙飛行機用の物品があることを知る。
さらにパソコンソフトのドロー機能や、CADを使って型紙を描くようになる。
一部、ご存知の方もおられるかと思いますが
僕は、ゴム競技をしている頃は、立体胴を使っていたので
そういう意味では、展開図を並べて印刷した型紙が必要でしたし
立体翼や、実機の立体模型的な紙飛行機(これはi出くんがお得意ですよね)には
展開図を並べてひとまとめにした型紙は必須かと思われます。
また、型紙の公開にも、こういったものが必要です。
でもね、自分で飛行機をコツコツ作るだけって話になると・・・
・・・で、ここからはそれなりにハマった方にはわかっていただけるとおもわれる話
あるいは、どうでもよいかもしれない話です。
紙飛行機キットを買って作るとき
木製胴に翼台になる面がありますね。
ここに、機首の形にのりしろがついたパーツを貼付けるときに・・
さてどこに合わせて貼りますか?
機首に合わせるとのりしろが合わなかったり
のりしろに合わせると機首が合わなかったり
胴体部品が打ち抜き製作のため、胴体部品自体の断面が斜めになっていて左右の寸法が合わなかったり
そういう経験は皆さんあるとおもいます。
特定の大会ルールなどで、これを加工して組んでよいか否かというような眠たい話はおいといて
しっかり組もうと思ったら
木製の既製品の胴体でも
自分で型紙を張り合わせて作った紙製ベニア胴でも
型紙を組み立てて作った立体胴でも
「完成した、胴体の現物で、翼の台になる面を確認して、整形し直さないといけない。」
ってことになるかと思います。
面そのものの平坦性(またはキャンバー形態の取り付け面)と
主翼と水平尾翼の取り付け角の関係
旋回のためのティルトをつけるなら、その角度
を作るということですね。
ここでも、整形後の胴に、例ののりしろ一体型機首部品なんかつけるとずれてたり
凸凹翼台面をしごいたりしたら紙の積層の凸凹は消えても、キャンバー面なんか台無しになるし
結局削りだしをすると、のりしろ部品なんか合わなくなっちゃうわけです。
製作過程に応じて現場あわせのかなりアナログな作業ばっかりですよね
なんだか、型紙の意味ないような気がしてきちゃうわけです。
あと、かなり個人的な好みですけど
接着剤で溶けたインクで紙が汚くなるのが嫌だってのもあります。
ムラなく貼るのに、結構たくさん目にのりを付けて押し出す作業しますよね
そのときにべったべたになってしまうのでデザインをなるべく印刷しないようにしてます。
(自分の手際のせいもありますので、この辺は好みだっていうわけです)
そうすると、よけいに外形線だけなら、印刷しなくていいか・・・と横着になりまして
さらに、
コピーとか、プリンターからの印刷で寸法がアテにならないことがありますよね。
プリンターは最近はほとんど大丈夫だと思いますが、紙送りのローラーが劣化していると
送りムラがあった場合、寸法がアテにならないことが出てきますよね。
コピー機は、レンズを使ってるから、ゆがみが出るかもしれないと勝手に疑ったり
中で熱をかけてトナーを乾燥させて出てくるので、まっさらのコピー用紙と、
印刷済みで出てきた紙の寸法は違ってしまっています。
全体に同じように縮小とかならいいですが、僕は翼の部品を中央で折って合わせたら
合わないことがあったので、競技用には気持ちがよくないなあと思っています。
と、そんなわけで、立体翼や、胴、といったものが作りたいときにはパソコンなんかも使うんですが
・積層した紙ベニアから、胴体を切り抜くときに、仮止めしてなぞる定規代わりの型紙。
・翼のパーツを材料の紙に直接描くための型紙
など、そんなにおおくない型紙で足りるので
イメージをつかむのに切り抜いてみるときに、厚手の紙で行い。
この周囲を、瞬間接着剤で固めて、サンドペーパーで整えたものを定規にして
材料の紙に、基準線をいれて上記の型紙を貼って写しております。
もちろん、これは、
僕の個人的な思い込み、気のせい、へそ曲がりというのも多分にあります。
ダウンロードさせていただいた飛行機を作らせていただいたりもしますし、
コピー機でも、パソコンでもなんでもアリで楽しんでおります。
今日もこんな大層なことを書きながら
「とりあえず遊ぶ飛行機なにがいいかな?」
と、キットのストックや、切り抜く本をあさったりしているかみきちでした。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
早速のリアクションUPありがとうございます。そうそう、まだまだ下手くそですが、とりあえずブログ始めました。
どうぞ笑いに来てやってください。
投稿: I | 2010/12/27 20時24分